VIZION-441Vモデル
家で使う水を全て浄水に変えるセントラル浄水器や元付け浄水器と呼ばれている水処理装置は数多くありますが、このUF膜濾過装置VIZIONシリーズはその中でも最高クラスのものと言えます。
NSF42とNSF53認証のUF膜を使用
UF濾過は限外濾過とも呼ばれており、通常0.001~0.1ミクロン程度の物質の分離します。UF濾過装置VIZIONシリーズで使われているUF膜濾過装置で使われているUF膜の孔は0.015ミクロンという小ささです。バクテリアはおよそ0.4~2ミクロンくらいですから、UF膜の孔がいかに小さいか解っていただけると思います。
このUF膜は公衆安全衛生の分野で国際的に認められた第三者認証期間であるNSFインターナショナルのNSF42とNSF53の試験をクリアーしています。NSF42は0.5~1ミクロンの粒子状物質を85%まで低減できるかを検証する試験で、NSF53はシスト原虫を99.95%、水の濁度を0.5NTU以下まで低減できるかを検証する試験です。
NSF認証マーク
シスト原虫の例としてはクリプトスポリジウム原虫があります。クリプトスポリジウムは塩素に対する抵抗性が高く、水道水に存在する場合、激しい腹痛と下痢を引き起こします。(クリプトスポリジウム症)また、AIDSや免疫不完全症を発症している患者の場合は下痢が長期化し、衰弱によって死に至ることもあります。
クリプトスポリジウムによる感染症は1993年米国ウイスコンシン州ミルウォーキー市でクリプトスポリジウム原虫が飲料水に入り、40万人が被害を被りました。また、日本では1996年に埼玉県入間郡越生町の町営水道水で発生し、8,800人の町人が被害を被りました。
クリプトスポリジウム・パルブム
このクリプトスポリジウム原虫の大きさがおよそ5ミクロンですので、0.015ミクロンの孔を有するUF膜濾過装置VIZIONシリーズはNSF42やNSF53の試験基準を楽にクリアーしています。
UF膜の性能
UF膜濾過装置VIZIONシリーズを設置するとどれくらいの効果があるのか知って戴くために、下の写真をご覧下さい。水の濁度がひどい所に設置されたある水処理装置のフィルターの色にご注目下さい。上の写真がUF膜の使用前、下の写真がUF膜の使用後です。
UF膜濾過装置使用前
UF膜濾過装置使用後
写真でご覧頂いて判る通り、フィルターの色がはっきり違います。もしUF膜を使わない場合、フィルターの交換を頻繁に行わなければなりません。
下の写真は左側がUF膜を使った場合、右側がUF膜を使わない場合の水道水を通した時の濾紙です。右側の濾紙の色が少し茶色がかっているのが識別できると思います。透明に見える水道水でも、この通り違いが出ます。
UF膜の自動洗浄機能
濁りがひどい所では、通常のフィルターは直ぐに目詰まりを起こし、交換を頻繁に行わなければなりません。しかし、UF膜濾過装置VIZIONシリーズは自動でUF膜の洗浄を行いますので、煩わしいメンテナンスの頻度を抑えることができます。
自動洗浄機能は長期間のUF膜使用を可能にするだけでなく、UF膜を通過した後のカーボンフィルターの目詰まりの心配も解消します。
また、UF膜の洗浄は最長でも60秒で終わるため、水の使用に支障を来たしません。洗浄の間隔はタイマーで設定し、1日に何度も洗浄を行うことができます。
UF膜濾過装置の仕組み
UF膜濾過装置は通常運転時にはUF膜の排水口側のバルブは閉じられています。入ってきた水はUF膜の小さい孔を通って浄水出口側へと抜け、UF膜の孔より大きい物質はUF膜内に捕集されます。
塩素が原因の味と臭いの改善
カーボンフィルターを搭載したUF膜濾過装置モデルは塩素を除去して臭いと味を改善します。このカーボンフィルターもUF膜同様NSF42の試験をクリアーしています。
UF膜濾過装置の設置例
山形県のアミューズメントパークに設置したUF膜濾過装置
カナダのマクドナルドに設置したUF膜濾過装置
米国のセブンイレブンに設置したUF膜濾過装置